暖簾デザインの考え方
のれんは昔から日本に伝わるアイテムで、いわばお店の顔とも
呼べるものです。のれんはそのお店の第一印象におおきく影響を
与えると言っても過言ではありません。
このようなことを考えると、これからの作成を検討されて
いる方は、こちらの想いをできるだけデザインできるよう
色々工夫をしたいところです。
今回はのれんをつくる際のいくつかあるポイントの中から、
書体を取り上げてみなさんと一緒に考えてみたいと思います。
普段パソコンのワープロソフトなどを使用されている方は、
ご理解いただけるかと思いますが、文字の書体は全体の文章の
イメージに大きな影響を与えます。
例えば、ビジネス文書なのに丸みのある文字を使えば、
それはミスマッチです。のれんに使う文字も同様です。
つまり、のれんをデザインする上で、書体の決定は重要な
ポイントになります。できれば、デザインの初期の段階で
決定することをおすすめします。
書体が決定すれば全体のイメージもかなり鮮明になるはずです。
参考までによく使用される書体を簡単にまとめておきます。
純和風な喫茶店などでよく使われるのが、純和風な書体です。
(見た目は習字の毛筆で描いたような仕上がり)この書体は
そのお店の歴史を感じさせることにも寄与するとも言われて
います。
楷書体は筆文字の中では読みやすく、全体的にまとまった印象を
与える効果があると考えられています。この書体は、お店などを
はっきりとお客に認識してほしいときなどにはピッタリの書体と
言えるでしょう。
のれん作成の際には、多くの場合専門の印刷会社やデザイン会社
さんに依頼することになりますが、まずはこちらのイメージを
作成担当者さんと共有することが大切だと思います。
とくに書体は、早い段階で決定することができれば、全体の
仕上がりもかなり具体的にイメージできるようになります。
これから検討される方は、ぜひ納得の行くものを作ることが
できるよう陰ながら願っています。
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