できるだけ色が落ちない方が良い

洋服などを購入した時、デザインが素晴らしくても2回から3回位洗うと
色が落ちてしまうものも少なくありません。

色落ち

金額を見ると、それなりに安いものだったはずです。もちろん中には
金額はそれなりに高くても色落ちしてしまうようなものもありますので、
そのようなものを購入するときは注意をしなければいけないでしょう。

日本で使われるものは、実は値段はそれなりに高いけども
伝統的に色落ちがしにくいものもたくさんあるわけです。

例えばのぼりはこの1つと言えるかもしれません。
さすがに何年も使っていると色が落ちてしまうのは仕方がありませんし、
外で使えば色が落ちるとともに破ける可能性も出てきます。

このような状況の時はどうしようもないですが、普段遣いをしていながら
洗ってもなかなか色が落ちないものも存在します。

これは、科学的な塗料を使ったものではなく、昔ながらの塗料を
使っていることに加えて、伝統的な進め方などがあり、
なかなか落ちないようにできています。

昔の人は、1つのものを大切に使うと言う文化があり
現在でもその考え方が見直されようとしています。

特に、環境破壊につながるゴミを減らすためには、
このような使い方をするのが理想的かもしれません。

のれんの魅力を知っておきたい

のれんは、日本では昔からずいぶん使われている傾向があります。
現在を生きている人でも、子供の頃から家の中に暖簾があるのを
見たことがある人もいるかもしれません。

またそのような家庭でなくても、和風の料理店等に入ると
入り口付近に暖簾があり、それを潜って入ったと言うケースもあるでしょう。

ちょうど大人の目線の高さのところにあり、うまく中が見えないような
工夫がされています。もともとそのような役割を果たしていると言うのも
ありますが、外と中のしきりとしての役目もありました。

のれんの特徴の1つに、なかなか色が落ちないものがあるということが
考えられます。洋服等は何とか選択すると色落ちしてしまうものもありますが、
種類によってはのれんも色落ちするものもあるかもしれません。

しかし昔ながらの伝統的のつくりで作られたものは、そう簡単に
色落ちしないといえます。印染め色落ちしない理由があるとすれば、
伝統的な重塗りと暖簾を作ったときに出てくる余分な染料を洗うことで
色落ちしないことを実現したと言えるでしょう。

染色の技術

もちろん機械などで作る場合には、そう簡単にできませんので
やはり職人が時間をかけてじっくりと作ったものというのは
長い間使えるようにできており、価値があると言っても良いかもしれません。

 


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